みつひめの日録

日々の記録。

「ソロモン流」!

日曜夜の「ソロモン流」、もちろんOAをオンタイムで見ていたのだが、昨夜というか、今日の早朝というか、目が覚めてしまったので、録画をもう一度じっくりと見てみた。
この番組、ナレーションでたびたび「賢人」という言葉が出てくるのが、実はうるさいなぁと思ったのだけれど…。まぁ、そういうコンセプトの番組だからしょうがないか。
今月の「喜撰」に向けてのお稽古は、壮絶だ…。あのすばらしい踊りを舞台で踊るためには、こうやって、自分と向き合って、曽祖父さまと向き合って、磨き上げていくんだな。そして「膝の調子が悪い」というご本人の言葉に「やはり…」と。今まで、公にそういう発言をされたのを見聞きしたことがなかっただけに、ちょっとショックだ。
プライベートの部分では、やっぱりねの雪の丸岡城・越前ガニツアー(笑)。そうか「ぢいさんばあさん」のぢいさんは、丸岡に預けられていたのか…。気がつくの遅いよなぁ>自分。
その後、大阪で巳之助くんが出演中の「八犬伝」を見に行って、巳之助くんが来るまではにこやかに話していらしたのが、彼が部屋に入ってくるなり、表情がガラッと変わって「師匠の顔」になっていらした。前から巳之助くんはハコビがなぁ…と思っていたのだけれど、そういうことでしたか!というご注意。その後、台詞回しのダメだし。厳しいことを言ってもらえることが「ありがたいことだ」と思っているのは、巳之助くんから伝わってくる。自宅でのインタビューで「10代の頃は、父を尊敬できなかったから、歌舞伎の稽古をするのも、舞台に出るのも嫌だった。今は父を尊敬しているから、できる」と。
何年か前の納涼歌舞伎「たのきゅう」から、着実に一段ずつ階段を上がっているのが伝わってくるので、焦らず地道にひとつひとつの役を勉強してほしいな。
勘三郎さんとの写真とか、おていちゃんの時の映像、梅王丸や三番叟もチラっと見られたし、保さんの書斎も垣間見られたし(笑)、ファンとしては楽しい1時間であった。

坂東三津五郎 踊りの愉しみ

坂東三津五郎 踊りの愉しみ